2021年12月1日付けで、当院は日本がん・生殖医療学会より「認定がん・生殖医療施設」に認定されました。
「認定がん・生殖医療施設」は、日本のがん・生殖医療の広い普及と社会への貢献を目的に、所定の条件を満たした医療施設のみ認定されます。認定施設の条件として、妊孕性温存の診療ガイドラインに則って診療を行っていることに加えて、認定がん・生殖医療ナビゲーターが常勤していることが含まれています。
2021年9月1日付けで、日本がん・生殖医療学会より「がん・生殖医療ナビゲーター」に認定されました。
「がん・生殖医療ナビゲーター」は、より高度ながん・生殖医療を実現するため、学際的かつ多領域ならびに多職種にまたがるがん・生殖医療の社会への啓発を目的として、当学会が認定した資格です。
和歌山県がん・生殖医療ネットワークは、和歌山県内のがん患者さん・がん治療医・生殖医療医を結びつけ、将来、子どもが欲しいと願う若年がん患者さんに、がん治療が始まるまでの限られた時間内で、妊よう性温存や治療を行う生殖医療施設に関する適切な情報を提供することを目的として設立されました。
和歌山県がん・生殖医療ネットワーク和歌山県での「がん・生殖医療」についてまとめた論文『和歌山県での若年がん患者妊卒性温存療法と患者支援の取り組みー和歌山県がん・生殖医療ネットワーク始動と課題一』が、和歌山医学雑誌に掲載されました。下記よりPDFファイルをダウンロードできます。
和歌山医学 第72巻 第1号 別冊(2021年3月)当院はがんや膠原病、腎疾患などの方々のための妊よう性温存治療を2013年から行なっております。
治療の進歩で治癒率が向上し、がんを克服される方が増えています。しかし、抗がん治療により生殖機能が著しく低下して、病気が治っても子供さんを授かることが困難になる方も多くおられます。一方で化学療法の前に卵子、精子、受精卵を凍結保存することによって、病気を克服後にパパ・ママになった方もいらっしゃいます。
がん以外にも生殖機能の低下が予想される病気の方々の妊よう性温存治療も行っています。ぜひご相談ください。
がん・生殖医療 (妊よう性温存治療)に伴う卵子・精子などの凍結保存ができる医療機関は、日本産婦人科学会のホームページ「医学的適応による未受精卵子、胚(受精卵)および卵巣組織の凍結・保存に関する登録施設」で確認できます。
未婚の女性については、採卵して卵子の凍結をします。
抗がん剤治療前や、血液がんの方は抗がん剤治療の合間に採卵をして、がん治療による卵巣のダメージが来る前に卵子を凍結保存します。
1個あたりの卵子の妊娠率は低率であるため、排卵誘発剤をつかって複数の卵子を採取する必要があります。
結婚されている方については、排卵誘発剤投与後に採卵して配偶者の精子と体外受精をして受精卵を凍結保存できます。
未受精卵よりも高い妊娠率が期待できますが、配偶者の同意が必要です。
マスターベーションで採取した精子を凍結保存しますので、射精ができる方のみ凍結が可能です。
凍結、融解により生存精子は少数になるため、将来的には顕微授精が必要になります。
2020年2月20日、がん・生殖医療の現状や取組等に関して理解を深めるための医療従事者向け和歌山県主催の研修会において、当院院長が講演しました。
講演1:『当院の若年がん患者妊孕性温存の取組―医学的適応配偶子・胚凍結の状況』
講演2:『本邦におけるがん・生殖医療の実情と課題―小児・AYA世代がん患者のサバイバーシップ向上を目指して』
がん・生殖医療(妊よう性温存治療)は、がん治療にあたる医師と妊よう性温存治療にあたる医師の連携が不可欠です。
当院でのご相談や治療にあたり、現在受診されている主治医からの疾患や全身状態に関する情報提供が必要となります。「がん・生殖医療(医学的適応妊孕性温存治療)病診連携情報提供書」を下記よりダウンロードできますので、主治医の方で内容を記載していただき、患者様ご本人が印鑑(スタンプ式でないもの)をご持参のうえクリニックまでご提出ください。
事前にしっかり基礎知識を理解しておくことが大切です。小児・AYA 世代のがん患者等の妊よう性温存療法研究促進事業等に関するYouTube解説動画をご案内させていただきます。
妊よう性温存治療で受診される患者様には、初診の際に問診票のご記入をお願いしています。下記よりダウンロードできますので、事前にご記入のうえ、初診当日に受付へ提出して下さい。なお、ご来院の際は、印鑑(スタンプ式でないもの)をご持参ください。
より正確にご回答いただくため、事前のご記入をお勧めします。
また、待ち時間の短縮につながりますので、ご協力いただければ幸いです。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、Adobeのダウンロードサイトからダウンロードしてください。
もし問診票を印刷できない場合は、当院受付までお申し出ください。
初診のご来院までにあらかじめ問診票を受け取りにお越し頂ければ幸いです。
希望を持ってがんの治療に取り組むために、「妊よう性温存」に関して正しい情報を、正しいタイミングで知ることが大切です。
日本の「がん・生殖医療」発展のために:がん治療と妊娠~がん治療後の将来を見据えて~
小児・若年がん長期生存者に対する妊孕性のエビデンスと生殖医療ネットワーク構築に関する研究
和歌山県がん・生殖医療ネットワークは、和歌山県内のがん患者さん・がん治療医・生殖医療医を結びつけ、将来、子どもが欲しいと願う若年がん患者さんに、がん治療が始まるまでの限られた時間内で、妊よう性温存や治療を行う生殖医療施設に関する適切な情報を提供することを目的として設立されました。
若いがん患者さんは経済的に余裕がないことも多く、費用が課題です。和歌山県では「がん患者妊孕性(にんようせい)温存治療費助成事業」を実施し、がん治療開始前に行う生殖機能(妊孕性)温存治療に必要な費用の一部を助成することにより、将来に希望を持ってがん治療に取り組むことができるよう支援しています。
がん・生殖医療 (妊よう性温存治療)に伴う卵子・精子などの凍結保存ができる医療機関は、日本産婦人科学会のホームページ「医学的適応による未受精卵子、胚(受精卵)および卵巣組織の凍結・保存に関する登録施設」で確認できます。当院は、和歌山県内で唯一の施設です。